ワーナー・ブラザー・ゲームズ、ハリー・ポッターとモータルコンバット、DCを優先

著者 : Sebastian Sep 11,2025

ワーナー・ブラザーズ・ゲームズ、4大フランチャイズに経営資源を集中DCゲームがワーナー・ブラザーズの中核事業に11枚の画像を表示

ワーナー・ブラザーズ・ゲームズは現在、モータルコンバット、ハリー・ポッター、DCコミックス、ゲーム・オブ・スローンズの4大看板シリーズに経営資源を集中させるための大規模な組織改革を実施中です。

この戦略的転換を最初に報じたバラエティ誌によると、人員削減は行わずに幹部人事の大幅な変更が実施されました。3人のベテラン経営陣がシニアポジションに昇格し、これらの主要フランチャイズの開発を統括することになりました。

ワーナー・ブラザーズ・ゲームズ・モントリオールの元責任者イヴ・ラシャンス氏は、開発部門シニアバイスプレジデントとしてハリー・ポッターとゲーム・オブ・スローンズのプロジェクトを担当。ネザーリアルムのショーン・ヒマリック氏は新たなシニアバイスプレジデント職でモータルコンバットとDC関連作品の責任者に。ワーナー・ブラザーズ・ゲームズ・ニューヨークのスティーブン・フレナー氏は中央技術サービス部門シニアバイスプレジデントとして技術運営を管理します。

「私たちはエンターテインメント業界で最も愛される世界観を手掛けられる幸運に恵まれています」と、グローバルストリーミング&ゲームズCEOのJ.B.ペレット氏は述べています。「最高のクリエイティブ陣をこれらの有力フランチャイズに配置することで、ゲーム事業全体の長期成功を図っています」

この組織再編は、デイビッド・ハダッド幹部の退任や『スーサイド・スクワッド:ジャスティス・リーグを殺したチーム』の不振『マルチバーサス』の突然のサービス終了などで揺れた2025年初頭のワーナー・ブラザーズ・インタラクティブの動向を受けたもの。

モノリス・プロダクションズ、プレイヤー・ファースト・ゲームズ、ワーナー・ブラザーズ・サンディエゴのスタジオ閉鎖と、待望の『ワンダーウーマン』タイトルの開発中止により、同社の縮小は2月に加速しました。

現在の動きは、昨年末に発表された戦略的優先事項を反映しており、経営陣はゲーム部門の業績不振を認めていました。『ホグワーツ・レガシー』やバットマンシリーズなど柱となるフランチャイズへの注力は、同社の原点回帰を示す動きです。

これらのゲーム事業の調整は、2つの独立したメディア事業への分割計画や、今年後半に予定される『Max』から『HBO Max』へのブランド復帰など、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー全体の企業改革とも連動しています。

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