サイバーパンク2077 月面DLC詳細公開

著者 : Owen Oct 17,2025

Cyberpunk 2077

『Cyberpunk 2077』には当初、開発中止となる前に壮大な月面を舞台とした拡張コンテンツの計画がありました。ブロガー兼データマイナーのSirMZK氏が、この宇宙規模の冒険に関するCD Projekt RED社の構想を明らかにするファイルを発見しました。

失われた月面の景観が明らかに

ゲームファイルからは、月面のマップ、「屋外映画セット」や「薬物ラボ」を含む詳細なエリア、さらには探査車両のモデルへの言及が見つかっています。月面環境は広大に設計されており、その規模はナイトシティの約4分の1に及び、地球を超えたオープンワールド探索が期待されていました。

実現し得たかもしれない世界の一端

中止された拡張コンテンツでは、現在は宇宙船の窓からVが眺めるだけのエンディングシーケンスでのみ確認できる宇宙ステーション「クリスタルパレス」が導入される予定でした。データマイニングによって、アラサカ社のストーリーラインに関連していた廃案となったクエスト「201」に紐づく無重力バーの痕跡も発見されています。

これらの構想が、CD Projekt RED社の次期『Cyberpunk』シリーズ作品『Orion』で再び登場する可能性については憶測が続いていますが、現時点では正式な発表はありません。

これらの発見は、計画が棚上げされたとはいえ、CD Projekt RED社がレトロフューチャリズムと宇宙探査を融合させ、ナイトシティのサイバーパンク的なディストピアを星間進化させようとした意欲的なビジョンを物語っています。それは結局、軌道に乗ることはありませんでした。